先輩はいつまでも私の憧れであり目標です ~元職場の大好きな先輩へ送る感謝の手紙~

元職場の大好きな先輩へ


先輩と初めてお会いした時のことは、今でも鮮明に覚えています。

初めて職場に入り、緊張していた私に、先輩は天使のように素敵な笑顔で挨拶をしてくれましたね。

私の教育担当が先輩だと分かって、とても安心したのを覚えています。


先輩は、いつも私に付きっきりで、大変熱心にご指導してくださいました。

先輩の指導は厳しくもありましたが、「怒られるうちが華だよ!歳取ったらもう怒ってくれる人なんかいなくなるからね!」なんて言いながら、いつも私のことを真剣に考えて、成長を後押しして下さっていましたね。


新人の頃はいつも、「私はまだ仕事が残っているから、先に帰って良いよ。」と言って先輩は毎日遅くまで残業していらっしゃいました。

業務時間内はいつも私のフォローで手一杯、自分の仕事で回せるものは後に回して終業後に作業されていたのですね。あの頃は、先輩が私の指導のためにどれほど自分の時間を犠牲にしてやってくださっていたのか、全く知りませんでした。

膨大な仕事量を抱えながら、休みも返上して仕事に来ていたなんて…。本当に頭が上がりません。


そんな先輩の熱心なご指導を受けながらも、物覚えの悪い私は、仕事上のミスや抜けも多くて先輩を沢山困らせてしまいましたよね。

いつもは感情的に𠮟りつけることをしない先輩を、本気で怒らせてしまったこともありました。あの時は、本当に申し訳なかったです。先輩も、「まさか、私の仕事がここまで進んでいなかったのか。」と、相当焦ったのでしょうね。本当に申し訳ございませんでした。


とにかく私の出来が悪かったので、先輩はもしかしたら上司から「ちゃんと部下の指導できてるの?」と圧をかけられていたのかもしれませんね。後になって先輩から「私の教え方が悪くてごめんね。色々我慢させたね。」と謝られた時は、本当に申し訳なかったし、先輩にそんな思いをさせてしまったことが悔しかったです。

こんな私を最後まで見捨てることなく、心から真剣に向き合ってくださり、一歩一歩の成長を見届けて下さった先輩には本当に心から感謝していますし、先輩ほどの良い上司はいないと心から思っています。

できることなら、あの職場でもう少し成長して、先輩にきちんと恩返しをして、ちゃんと胸を張って一人前になったと言えるまで頑張りたかったし、その姿を先輩に見届けて欲しかったです。でも、お互い結婚退職で別々の地に行くことになってしまいましたね。

先輩と一緒に仕事ができなくなったことは寂しいですが、私も新たな地で頑張って、しっかり自分の人生を生きていこうと思います。

先輩という人に出会えて、一緒に仕事ができて、本当に幸せでした。

先輩は、いつまでも私の憧れであり目標です。

本当に感謝しています。


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